初めてのキハ85系がいない春。
5カ月ぶりに車で高山本線沿線へ向かった。
時折日差しが出ていた朝だったが、徐々に雲行きは怪しくなり、昼過ぎからは雨が降り始めたこの日。それでも車の温度計は20度前後を差していた。
夕方、寄った飛水峡では満開の桜が出迎えてくれた。
じめっとして生温かい雨や、霧がかかった山々、花びらに付着した水滴。
雨を好んで休みのたびに通っていたあの頃が甦る。
帰路につくため車に乗り込むと、長靴には桜の花びらがびっしりと付着していた。
新緑はもうすぐそこまで来ている。
刻一刻と変わる景色。相変わらず、撮りたいカットが何パターンも。。。
彼はいないけど、路線の魅力は世界一だと改めて実感。
未だに、待っていれば「いつか彼が通過するんじゃないんか」と思ってる自分がいる
2024.04 36D ひだ16・36号
1034D ひだ14号